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教えて!骨髄ドナーのこと
骨髄とは
骨髄は骨の中心部にある海綿状(スポンジ状)の造血組織で、赤血球、白血球、血小板が、ここで休むことなく造られています。骨髄には、これらのもとになる造血幹細胞が含まれています。脊髄( 脳から延びて背骨(脊椎管)の中を通っている中枢神経 )とは関係ありません。赤血球・・・ 体内に酸素を運ぶ 白血球・・・ 病原体から体を守る 血小板・・・出血を止める白血病、再生不良性貧血、免疫不全症などの病気は、造血幹細胞に異常があり、正常な血液を造れなくなる病気です。
骨髄移植とは
以前白血病や再生不良性貧血などの血液難病は、「不治の病」とされてきましたが、1980年代に骨髄移植という治療法が確立し、患者さんの多くが健康を取り戻すことが 出来るようになりました。
これは、本来の働きをしなくなった骨髄液を健康な骨髄液と置き換えるというものです。
しかしながら骨髄移植をするにはHLA型といわれる白血球の型が一致しなければなりません。HLA型は、両親からそれぞれ半分ずつを遺伝的に受け継ぐため、HLA型が一致するのは兄弟姉妹間では4分の1の確率。また親子間では稀にしか一致しません。さらに 非血縁者間になると数百~数万分の一の確率になってしまいます。
そして現在では少子化が進み、ますます血縁者間での型の一致は難しくなっています。
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